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◆Telnet、FTPを巡るセキュリティについて◆

多くのサーバーレンタル業社はサービスのひとつとして、「Telnet」の利用を開放しています。
一見、サービスが豊富に見える面もありますが、セキュリティ上、安全性を担保できない為、こちらインターネットサービスでは「Telnet」を開放しておりません。
Telnetは多くの場合、UNIX系OSを遠隔から操作をおこなう手段でありますが、ふたつの危険性があります。

ひとつは、同じサーバーを共有している他の契約者からの侵入です。
Telnetは強力なツールである為に、サーバー上のほぼ全てのファイルを閲覧が可能です。
一般的には各契約者のファイルを格納するディレクトリは「/home/ご契約ID/public_html」という形式になっています。ブラウザから閲覧する場合、public_htmlより上の階層を閲覧することはできません。よって顧客ファイルなどを「/home/ご契約ID/」以下に置いた場合は、ブラウザ上から閲覧ができません。
しかしTelnetは容易に閲覧が可能になります。それどころか、通常はシステム領域である部分まで侵入が可能です。
アクセス制限をおこなう「.htaccess」ファイルを設置してもTelnetには効果がありません。
従い、顧客データなどをTelnetを開放しているサーバー上に置く事は、非常に危険です。
顧客データ以外にも業者などに依頼し制作したCGIプログラムなども容易に盗まれる可能性があります。
この場合、履歴がわかりませんから、盗まれたこと自体、通常は気がつきません。

もうひとつは他契約者が善意である保証がないことです。インターネットは非常に匿名性が高い面もある為、容易に悪意者を見破ることは困難です。
よって他契約者が悪意でなかったとしても、ログイン時のID、パスワードを不正な第三者が入手した場合、不正な第三者により、ファイルの内容を閲覧される危険性があります。
上記と同じように、顧客データ、業者などに依頼し制作したCGIプログラムなども容易に盗まれる可能性があります。

こちらインターネットサービスでは、Telnetを開放しないことにより、不正なアクセス及び不正な閲覧を排除しています。
またFTPアクセスにおいても、「/home/ご契約ID/」より上位の階層に移動することができない設定になっています。
この為、第三者がディレクトリを移動し、他の契約者のファイルを閲覧することが不可能になっています。